学校法人いわき秀英学園は、2000年(平成12年)12月に法人設立の認可を受け、2001年(平成13年)4月、いわき秀英高等学校を開校しました。その後、2013年(平成25年)4月には、いわき秀英中学校を。2017年(平成29年)4月には、いわき秀英小学校を開校し、現在に至ります。開校が最も早い高等学校の開校から数えて、2024年度(令和6年度)で24年目を迎えた、まだまだ成長途上にある学園です。
いわき秀英高等学校は、大学への進学を目指したいという明確な希望をもつ皆さんをお迎えし、学習活動を中心に据えて学校生活を進める私立の進学校として開校しました。現在もその流れは続いており、毎年春には、新たな大学合格実績(
最新の合格実績確定版は、こちら)が積み上がります。私たちは、これを「学校の資産」と認識して大切にしているところですが、ここは学校ですから、こうした結果だけを見るものではなく、努力の過程にきちんと目を向けております。学校は、様々な経験値を積み上げる格好の場であり、社会性を体得するに適した生きた環境でもあります。私たちいわき秀英学園の教職員は、児童生徒の皆さんの多種多様な価値観や個性と向き合い、自立を促しながら学びを支えてまいります。
首都圏を中心とした受験熱の高まりは依然として続いており、特に中学校(中高一貫校)受験において、その傾向が顕著であると言われます。一方では、大学への進学や難関大学合格を目指すことだけが正義ではないとも言われます。それでも受験熱が高まり続けているという現実は、何を表しているのか。様々な見解があり、大学受験における中高一貫教育の優位性を多くの皆さんが認めるところですが、やはり小学校入学から高等学校卒業までの12年間、学校でしっかり学ぶことの重要性を説いているように思います。単に知識を蓄積するだけではなく、学びの手法を学ぶことや知的好奇心を育むことも、この12年の間になされるべきでしょう。そして、私立学校ならば、それぞれの学校の
建学の精神の下で教育活動が進むことになる点で、公立学校よりも優位性が高いように思われます。
コロナ前に戻って、いわき秀英高等学校の修学旅行は、ヨーロッパ(フランス・ドイツ・イギリス等)方面への渡航を計画しているところです。人生において、多感な時期に良質な本物の文化・芸術等に触れる経験は、何物にも代えがたい価値があると考えております。学びは一生、その学びを支える自己の意識は、こうした経験の下地があって育つものと信じております。
建学の精神を体現する児童生徒を育み、これからも末永く地域の皆さまのご支持をいただくことができるよう誠心誠意努めますとともに、教育活動を通じた地域貢献の実現を目指す所存です。引き続き、温かいご支援をたまわりたく、お願い申し上げます。
児童生徒の皆さんの健やかな成長を願い、挨拶といたします。
令和6年4月
学校法人いわき秀英学園
理事長 志賀 利彦